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観た映画メモっとこ♪ 映画って本当に面白い!色んな人生が私のもの

Big_kirakira_5

Big_kirakira_5


ジャンル:ドラマ
原題:A STREET CAT NAMED BOB
制作年:2016年  制作国:イギリス
監督:ロジャー・スポティスウッド
出演者:ルーク・トレッダウェイ / ルタ・ゲドミンタス / ジョアンヌ・フロガット / アンソニー・ヘッド / ボブ(猫)
上映時間:103分







ジェームズ(ルーク・トレッダウェイ)はギターを手に、ストリートミュージシャンとして日銭を稼いでいた。ドラッグ更生プログラムの最中のある日、彼はヘロインを摂取して病院に搬送される。退院後、彼が更生担当者ヴァル(ジョアンヌ・フロガット)が用意してくれた部屋に入居すると、どこからか茶トラの猫(ボブ)が迷い込む。



 

動物が出てくる映画はズルイんですよ。泣かしに入るから・・・
これは、そうじゃなく実話+実猫なので“感動の涙”が溢れました。

なけなしの20ポンドと小銭を野良猫の治療費に使う優しさ。
そう、人間の本音(本心)は行動に現れるんです。




し、しかし、ルーク・トレッダウェイってなんて美形なんでしょう 


飼い主の顔をじっと見つめて動かない…猫は何を考えているんでしょうね?
猫の方が、飼い主の心を見つめるだけで読み取っているのかも。

たった1匹の野良猫が、人間の生き方さえ変えてしまう。
そんな事が現実にあったんですね。



 

ラストの一言が、この映画の全てです。
本のサイン会でお客さんとして本物のジェームズが出てきて

「僕の人生 そのものだ」

エンドロールではご本人の写真がたくさん出てきました。
最高の映画でした。





★これまでに観たロジャー・スポティスウッド監督作品 


ターナー&フーチ/すてきな相棒
(1989)

氷の上のふたり
(2014)







ジャンル:SF
原題:War for the Planet of the Apes
制作年:2017年  制作国:アメリカ
監督:マット・リーヴス
脚本:マーク・ボンバック / マット・リーヴス
出演者:アンディ・サーキス / ウディ・ハレルソン / スティーヴ・ザーン / アミア・ミラー / カリン・コノヴァル
上映時間:140分






猿と人類の全面戦争が始まってから2年が経ち、シーザー(アンディ・サーキス)が率いる猿の群れは、森の奥深くのとりでに姿を隠していた。ある日、奇襲によってシーザーの妻と息子の命が奪われる。シーザーは人類の軍隊のリーダーである大佐(ウディ・ハレルソン)に復讐するため、オランウータンのモーリス(カリン・コノヴァル)らと共に旅立つ。



 



新生『猿の惑星』シリーズの完結編です。
タイトルは毎回毎回、漢字三文字に読み方なんですね。 どーでもいいですが・・
1968年のオリジナル第1作「猿の惑星」の世界にどう続くのかと期待度MAXでした。

ストーリーとしては小さな(と、言っていいのか)エピソードでした。
猿と人間の全面戦争ではなく、シーザーの内面の闘いが中心にきていました。
なので、3作目はシーザーの物語かと。




今回、新キャラクターのノバとバッドエイプ。ちょうどいいコミックリリーフでした。
ノバは、人間が喋れなくなるキーキャラクターでオリジナルに出てくるノバと同一人物と思ってしまいましたが、オリジナルの設定は2000年以上未来なので違いますね。あっ、シーザーの子供のコーネリアスも。

ラスト、人間と人間の闘いの中で猿たちが巻き込まれて、その中でシーザーの命が奪われるとは。アクシデント的に死んだのが勿体ないというか、可哀想。

今回のシリーズで一番好きなのは【猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011)】です。



★新生『猿の惑星』シリーズ


猿の惑星:創世記(ジェネシス)
(2011)

猿の惑星 新世紀(ライジング)
(2014)




2018.02.19 100円の女



ジャンル:ドラマ
制作年:2014年  制作国:日本
監督:武正晴
出演者:安藤サクラ / 新井浩文 / 稲川実代子 / 早織
上映時間:113分






32歳の一子(安藤サクラ)は実家でだらしない毎日を過ごしていたが、離婚して実家に戻ってきた妹の二三子といざこざを起こし、一人暮らしをすることに。100円生活のショップ(コンビニ)で深夜労働にありつき、相変わらずな日々を送っていたものの、ボクサーの狩野(新井浩文)と恋に落ちる。狩野との幸せな日々はすぐに終わってしまうが、ある日、たまたま始めたボクシングが一子の人生を変える。



 

安藤サクラさんの渾身の演技がお見事でした!
彼女のキャラクターだからこそ成し得た作品でしょう。

新井浩文さんもさすがの好演!強面で目が鋭い風貌が最高です。
新井浩文さんは主演を務めるというより、名脇役として支えるポジションが多い俳優さんです。だから年中観ている俳優さんなんですよねぇ。


そんな二人の関係性の描き方が良かったです。

「なにぶりっ子してんの。殺すぞ」

「一生懸命な奴を見るのが嫌い」
というのもなんか分かります。
一生懸命な人を見ていると自分のどうしようもなさが、より露呈されるからですねぇ。。




男の弱さと女の強さ。社会の汚さと人間の生き様。その全てが詰まっていて涙が溢れました。衝撃的な面白さでした。


2018.02.18 青春の殺人者



ジャンル:ドラマ
制作年:1976年  制作国:日本
監督:長谷川和彦
出演者:水谷豊 / 内田良平 / 市原悦子 / 原田美枝子
上映時間:132分






厳格な両親のもと、溺愛されて育った22歳の青年、斉木順(水谷豊)。親に与えられたスナックの経営を始めるが、ある日、両親にスナックで手伝いをしている幼なじみのケイ子(原田美枝子)と別れるよう迫られる。口論の末、父親(内田良平)を殺してしまい、さらには行き違いから母親(市原悦子)までも刺し殺してしまう……。





時代の空気が濃く、どこにも行き場のない若者感がありありと出ていました。




父親の言葉「淫乱に溺れて、ヘビにぐるぐる体を巻き込まれて―」激怒し、
父親をめった刺しにしてしまうんです。

その後、出頭すると言う息子に対して母親が

「なにもよその他人様に害を加えた訳じゃないんだ。
これは、うちの親子と夫婦だけの事じゃないか」

と、鬼理論を展開。そのうえ、

「本当はこういう風に消えてくれることを願っていたのかもしれない」

と。ひぇ~




今と変わらないー

終いには、シュミーズ姿で全身を脂汗でギットリさせながら息子に迫るという
世にも恐ろしすぎるシチュエーション。140082.gif


夫に対する冷めた感情、生活に疲れ密かに抱いていた逃避願望、息子に対する独占欲、狂気を孕んだ依存…これはもう、この役に市原悦子を配したキャスティングの妙と言ってよいかと!




両親をグルグル巻きにして海に捨てた後の順とケイ子の会話、

「簡単だったね」
「あぁ、両方とも捨てちゃった」
「こんな簡単でいいのかなぁ」




自分がどうしたいのかが解らない、確固たる意志を持てない若者の姿を痛切に浮かび上がらせていました。

ゴダイゴの音楽も良かったです。


長谷川和彦監督の【太陽を盗んだ男(1979)】もレンタルしたんですが、何回やってもデッキで読み込みが出来ないんです。








ジャンル:青春
制作年:1991年  制作国:日本
監督 / 脚本:北野武
出演者:真木蔵人 / 大島弘子
上映時間:101分






収集車でのごみ回収を仕事とする聾唖の青年・茂がごみとして出された先端の欠けたサーフボードを見つけ持ち帰る。彼はそのボードに発泡スチロールを継ぎ合わせ、同じ障害を持つ彼女・貴子を誘い海へ向かう。茂はサーフィンにのめり込み、貴子は砂浜に座っていつもそれを見つめていた。



 


たまらなく良かったです~(溜息)

茂、貴子の静かさの向こうにある語ってはいない語っているものの動的な動きが凄く感じられました。言わなくても伝わるものがあるんです。

暴力がない(ヤクザが出てこない)のも良かったです。
北野武監督本人も出演していませんし。
常連のサーファーたちが単なる背景ではないところも。




茂のことをいつも献身的に見守る貴子。
ふたり並んで歩くだけのシーンがこれほど美しいと思えるとは。




ラストはあまりに虚しく、見ている側も言葉を失ってしまいました。えぇっ





ふたりの夏の思い出の走馬灯。
砂浜で茂の死を嘆いて海を見つめて泣く貴子の映像などを見せないところに、
北野武監督のセンスが伺えます。