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観た映画メモっとこ♪ 映画って本当に面白い!色んな人生が私のもの

Big_kirakira_5

Big_kirakira_5
2019.02.18 輝ける人生



ジャンル:ドラマ
原題:FINDING YOUR FEET
製作年:2017年  製作国:イギリス
監督:リチャード・ロンクレイン
出演者:イメルダ・スタウントン / ティモシー・スポール / セリア・イムリー / デヴィッド・ヘイマン
上映時間:114分






専業主婦のサンドラ(イメルダ・スタウントン)は、イギリスのサリー州にある屋敷に暮らし、州の警察本部長の夫マイク(ジョン・セッションズ)は爵位を授与されるなど、幸せの絶頂にいた。




だが、夫と親友の浮気現場を目撃し家を飛び出して、ロンドンの団地で生活している姉のビフ(セリア・イムリー)のもとに駆け込む。




自分の部屋で酒ばかり飲んでいるサンドラを心配したビフは、彼女をダンス教室に連れていく。



 

サンドラ、姉のビフとその仲間であるチャーリーたちなど、登場人物のほとんどがシニア世代です。愉快にダンスや会話を楽しむシーンもあったり、シニカルなシーンもあったり、どのキャラクターにも過去を感じさせるホロリとさせるシーンもあったりと丁寧に描かれていました。

印象深かったのは、姉ビフの生きざまです。
末期の肺がんの彼女は、生きている限り最期まで楽しむという姿勢なんです。

“年をとる=多くのものを失う”というイメージは、加齢に対する不安の大きな一因と思い込んでいましたが、年齢は関係なく、やりたいことがあれば挑戦してみる。好きなことに打ち込んでいる人は後悔は無いんですよね。

自宅を売り、船上住まいのチャーリーの抱える思いも分かります。
妻は重度の認知症で夫の事も分からず・・
介護にはお金がかかりますし、老老介護など、高齢者問題の事情は、イギリスも日本も同じなんですね。

家族のこと、身体的なこと、さまざまな悩みを抱えるシニア世代だからこそ、仲間たちと支え合う大切さ、自分らしい生き方の楽しさなど、シニアライフのヒントを本作は提示しているように思いました。





ダンスシーンも見どころの一つでした。
チャチャのリズムで解放されたーい♪




"時には信じて、飛ぶことも大切よ"

ラスト、サンドラは飛んだんです!人生、生き方を考えさせられる映画でした。




☆これまでに観たリチャード・ロンクレイン監督作品
     
【ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014)】


2019.02.17 0.5ミリ



ジャンル:ドラマ
製作年:2013年  製作国:日本
監督/原作:安藤桃子
出演者:安藤サクラ / 柄本明 / 坂田利夫 / 草笛光子 / 津川雅彦 / 木内みどり / 織本順吉 / 土屋希望 / 角替和枝 / 浅田美代子 / ベンガル / 井上竜夫 / 東出昌大
上映時間:196分






介護ヘルパーの山岸サワ(安藤サクラ)は、ある日派遣先で寝たきり老人の娘から唐突に「冥途の土産におじいちゃんと寝てほしい。」と依頼される。サワは添い寝するだけとの条件で引き受けるが、その日のうちに大事件に巻き込まれ、職場も住居も失ってしまう。 住み慣れた街を離れたサワは、見知らぬ土地土地で見つけたワケありの老人につけこみ、彼らの生活に入り込むおしかけヘルパーを始める。



 


【エピソード1】
(康夫)
カラオケ店の受付でちょっとしたいざこざを起こしていたところ偶然サワと知り合う。



【エピソード2】
徘徊悪戯老人(茂)
工具を使って他人の自転車のタイヤをパンクさせているところをサワに見つかる。



【エピソード3】 
通称“先生”万引きを繰り返している(真壁義男)
エロ本を万引きしたところをサワに見つかる。



【エピソード4】
冒頭、事故が起きた派遣先の家の“少年”の父(佐々木健)
“少年”を引き取って2人で暮らしていた。




エピソードごとに見せる魅力を持っていますし、安藤サクラさんの魅力が半端ないんです。
彼女はスクリーンに登場した頃からタダモノではない雰囲気を漂わせていましたからねぇ。

し、しかし上映時間が3時間16分・・・長いー!!
いや、全く飽きることはないんですが。長い 

サワは、嗅覚鋭くワケあり老人を見つけては、次々と彼らの生活に入り込んでいくんです。
しかし、ヘルパーとしての腕は申し分なく、料理も上手、気配り上手。
誰よりも老人たちに寄り添い溶け込んで生きていく様が優しいんです。
最初は強引ながらも、次第にサワなしでは生きていけなくなる老人たち。
別れる時は皆がサワにお礼を言うんです。

そして、忘れた頃に冒頭のエピソードを回収する辺りの意外性も素晴らしかったです。
“少年”の素性にはびっくり!

老後、サワのようなヘルパーに出会えたら、相当幸せな最期を迎えられるでしょうね。





題名の意味は「静電気が起こるくらい近い、人と人との距離感が0.5ミリ」だそうです。
ユルくて温かい作品でした。




ジャンル:ドラマ
原題:THE HUNDRED-FOOT JOURNEY
製作年:2014年  製作国:インド / アラブ首長国連邦 / アメリカ
原作:リチャード・C・モライス
監督:ラッセ・ハルストレム
出演者:ヘレン・ミレン / オム・プリ / マニーシュ・ダヤール / シャルロット・ル・ボン
上映時間:122分




インドのムンバイでレストランを営むカダム家の次男として生まれたハッサン(マニーシュ・ダヤール)は、名料理人の母から絶対味覚を受け継ぐ。だがある晩、彼らの店は選挙絡みの暴動により全焼し、母親まで失ってしまう。失意の父(オム・プリ)は子供たちを連れてヨーロッパに移住し、南フランスにある自然豊かな山間の小さな町にたどり着く。



  

ラッセ・ハルストレム監督作品。否が応でも期待が膨らみます!




フランスに引っ越して来たインド人家族がインド料理のお店を開いたのは、道を1本隔てたミシュラン一つ星のフランス料理の名店、敏腕オーナー、マダム・マロリーが経営するお店の真ん前。

フランス料理とインド料理という真逆の食文化を通して相容れない人間関係を見事に楽しく観せてくれます。




マダム・マロリー役のヘレン・ミレンの圧巻の演技は鳥肌ものでした。
一口でどんな食でも見抜いてしまう彼女がハッサンが作ったオムレツを食べた瞬間の演技です。一瞬の背中の演技で全てを語ってしまうんですねぇ。

移民問題、家族の素晴らしさ、また、同僚とだったりとか・・・でも、それを全て乗り越えることが出来るのはきっと食材があるから。

ラッセ・ハルストレム監督のレシピには、感動のスパイスが詰め込まれていました。
期待を裏切らない名作でした。



★これまでに観たラッセ・ハルストレム監督作品

ギルバート・グレイプ
(1993)
ダントツ1位

愛に迷った時
(1995)

サイダーハウス・ルール
(1999)

ショコラ
(2000)

アンフィニッシュ・ライフ
(2005)

HACHI 約束の犬
(2008)

親愛なるきみへ
(2010)

セイフヘイヴン
(2013)

僕のワンダフル・ライフ
(2016)







ジャンル:恋愛
原題:SAFE HAVEN
製作年:2013年  製作国:アメリカ
原作:ニコラス・スパークス
監督:ラッセ・ハルストレム
出演者:ジョシュ・デュアメル / ジュリアン・ハフ / コビー・スマルダーズ / デヴィッド・ライオンズ
上映時間:116分







小さな港町。長距離バスに乗り、逃げるようにやって来たケイティ(ジュリアン・ハフ)は、そこで新しい生活をスタートさせる。ケイティは男手ひとつで2人の子どもを養っているアレックス(ジョシュ・デュアメル)と出会い、近所に住むジョー(コビー・スマルダーズ)のアドバイスもあって親しくなっていく。そんなある日、アレックスは警察署でケイティの指名手配書を目にする。



  

前回に引き続き、またまたラッセ・ハルストレム監督作品を観ました。 映画を観終わった後、なんだか心がすごくあったかくなるというのがラッセ・ハルストレム監督作品の特徴で、これまでに8作品観ていますが、ほんとに外れがないんですよねぇ。ニコラス・スパークスの原作が素晴らしい!というのが大きいですが。しかし、これまでに観たニコラス・スパークス原作の映像化の中では私的には一番評価が低いですねぇ。。





ケイティは逃亡中にも拘わらずめちゃめちゃ人前に出るは、まぁ、生活の為に仕事に出るのは仕方ないとしても、何で、そうすぐに男に心を奪われる?





アレックスと息子の会話が印象的でした。

息子 「なんで写真撮るの?」
父  「想い出を忘れないようにだ」
息子 「写真なしでも忘れるな!」

母との想い出がたくさん残っている息子は、父が他の女性に心が動いていることに不安(寂しさ)を感じていたんですね。母の事を忘れているように見えた父に、息子なりの反抗だったと思うと泣けてきました。。。





アレックスがケイティの指名手配書を見て、偽名の殺人犯だと知った時(実際は正当防衛で脇腹を刺しただけで殺してはいなかった)

「君は一体何者なんだ!?」
「これ以上僕や僕の家族を巻き込まないでくれ!」
「何も言わず目の前から消えてくれ!」

まぁ、当然ですよね。





確かにその後、彼女のせいで、危うくアレックスの娘は焼け死ぬところでしたし。ホント、DV夫の行動は恐ろしいですねぇ。刑事という事で、妻を見つけだす為には手段を選ばずなんです。だからこそ、アレックスの人の良さが際立つし、娘クリステンの可愛らしさが清涼剤となったんです。




(近所に住むジョーとお散歩)
最後の最後にファンタジー要素が突如加わるまさかのオマケ付き。ええっ!!





セイフヘイヴン(安全な場所)かぁ。。。
亡くなった奥さんはこれで成仏出来るんでしょうか?(苦笑)





さて、レビュー後は【マダム・マロリーと魔法のスパイス】を観まーす。
こちらもラッセ・ハルストレム監督作品です。
原作は、リチャード・C・モライス。






ジャンル:ドラマ
原題:AN UNFINISHED LIFE
製作年:2005年  製作国:アメリカ
監督:ラッセ・ハルストレム
出演者:ロバート・レッドフォード / ジェニファー・ロペス / モーガン・フリーマン / ベッカ・ガードナー / ジョシュ・ルーカス / バート(熊)
上映時間:108分






恋人の暴力に絶えかね、11歳の娘グリフ(ベッカ・ガードナー)を連れ、亡き夫の父アイナー(ロバート・レッドフォード)を頼って彼が営むワイオミングの牧場へと逃げてきたシングルマザーのジーン(ジェニファー・ロペス)。しかしアイナーは、最愛の息子の死の原因となったジーンを許すことが出来ず、決して心を開こうとしなかった。




平和な村に熊が出現する。この熊は1年前アイナーの牛を襲っているところをミッチ(モーガン・フリーマン)に見つかり、ミッチに瀕死の重傷を負わせた凶暴な熊だった。熊は捕獲されたが、ミッチはアイナーに「俺の熊」の様子を見てきてほしいと頼む。




  

素晴らしい物語でした!!何と言っても、ラッセ・ハルストレム監督(これまでに7作品観ています)で、ロバート・レッドフォード、ジェニファー・ロペス、モーガン・フリーマンですよ!!日本未公開で知名度が低いのは何故?私も長いこと見逃していました。






オープニングから心地良い哀愁とぬくもりを感じ、それがラストまで続いていきます。

許しの意味を問う― が、テーマです。
許すためには強さが必要ですし、自分が幸せになるためにも不可欠なんですね。

孫娘のグリフがうまく母と義父との緩衝材となってくれたんです。

グリフの「ふたりは、ゲイでしょう?」の質問に、洒落た言い回しで答えるふたりがなんとも微笑ましく、お互いを知り尽くし信頼している深い友情を十分に感じました。




アイナーは毎日、息子のお墓に行くんです。
お墓に刻まれた墓碑銘には、
【An Unfinished Life】=「人生を未完成のままに」
息子の生涯が「1971-1992」だったとも彫られていました。

アイナー 『俺を息子の隣に埋めてくれ』
ミッチ  『まず死なないとな』
アイナー 『いずれは死ぬ』

でも人生は終わらない。続いていくから

ラストも締めくくりに相応しい緑一杯の牧場と山々の空撮。
そこに、アイナーとミッチの会話が流れます。

アイナー 『死者は俺たちを見てるかな?』
ミッチ  『見てると思うよ。俺たちの罪を許してくれる。生きてりゃ難しいがな』

アイナー 『飛ぶ夢を見たって?』
ミッチ  『あぁ。高く飛んだよ。空の青が宇宙の闇に変わるまで。空からすべてが見渡せた
      よ。“何事にも理由がある”と思わせる眺めだった』


そして、なんと!あの凶暴なグリズリーを解き放つのです。 
彼らの人生が、アンフィニッシュにならなくて本当に良かった。。。

じっくりと大人の想いを感じながら鑑賞しました。 
同監督の【ギルバート・グレイプ(1993)】同様、不定期で観ることでしょう。