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心の景色 * 散 歩 道 * Movie!!
観た映画メモっとこ♪ 映画って本当に面白い!色んな人生が私のもの

Big_kirakira_5

Big_kirakira_5
2014.04.30 愛が微笑む時



ジャンル:コメディー / ファンタジー
原題:Heart and Souls
制作年:1993年  制作国:アメリカ
監督:ロン・アンダーウッド
出演者:ロバート・ダウニー・Jr / チャールズ・グローディン / アルフレ・ウッダード / キーラ・セジウィック
上映時間:93分





50年代末のサンフランシスコ。それぞれの思いを背負った男女4人が、偶然乗り合わせたバスの事故で亡き人になってしまう。この世に未練のあった4人は、生まれたばかりの赤ん坊の守護霊となりその子の人生を見守ることに。
やがて成長した青年に、4人はそれぞれの夢を託すが……




どうしても伝えたかった思い。伝えるべきだった、伝えるはずだった想い。
それぞれの思い(想い)を乗せて発車したバス。
しかし、思わぬ事故で4人の命は突然奪われてしまいます。


― それぞれの未練とは ―




・泥棒のマイロ(トム・サイズモア)子供から騙し取った切手を返すこと。







・歌手のハリソン(チャールズ・グローディン)舞台に立ち人前で歌う事。







・母親のペニー(アルフレ・ウッダード)女手ひとつで育てていた3人の子供達に会う事。







・ウエイトレスのジュリア(キーラ・セジウィック)喧嘩別れした恋人に想いを伝える事。





それは、「誠実」 「勇気」 「愛」 「自己解放」




しかし、幽霊になってしまった各々のキャラはみんな面白可笑しく
4人のキャラクターを演じ分けるロバート・ダウニーJr.の演技に至っては完璧過ぎて怖いくらいでした。
まさにエンターテイメント。

傷つく事を恐れる人はずっと孤独、その通りかも。。。

切ない話しですが、暖かい気持ちで笑えるユーモアに包まれたいい話しでした。
まさに愛が微笑みます!


2014.04.28 MY DOG SKIP

おんなじ気持ちで笑っていた。 
おんなじ気持ちで泣いていた。 
おんなじひとりぼっちがふたり。



ジャンル:ヒューマン
制作年:2000年  制作国:アメリカ
監督:ジェイ・ラッセル
出演:フランキー・ムニッズ / ダイアン・レイン / ケヴィン・ベーコン / ルーク・ウィルソン
上映時間96分





1942年、ミシシッピーの片田舎ヤズー。8歳の少年ウィリーは繊細で内気な性格から孤独な毎日を過ごしていた。そんなウィリーを心配した母親は9歳の誕生日プレゼントにスキッパーと名付けた子犬をプレゼントする。以来、スキップと呼ばれウィリーの大親友となった。しかし、ある日とある事件でショックを受けたウィリーはスキップに八つ当たりしてしまう……。





こんなにも素晴らしい映画を見過ごしていたとは・・・!!
ありがちなただの泣ける話ではありません。

戦争や人種差別、時代は色んな悲しみや嫌な思いを平和な日常にも影のように忍ばせて惑わせますが、スキップと一緒にいると本当に大切なのは何かわかってくるんです。

父親が犬を飼うのに反対したり、戦地から帰って来たディンクが別人のように変わってしまっていた事など、登場人物ひとりひとりのきちんとした意味があったんです。

ラスト、ウィリーが留学の為にイギリスの大学に向かうバス停でバスを見送っている時の
あのスキップの目と振り返りながらトボトボと家に帰る後ろ姿、
ベッドで思い出に浸りながら眠りにつく姿に涙腺崩壊。その姿は本当に純粋で愛しいです。

犬好きな方には是非とも観てもらいたい作品です。
この映画のポスターが欲しい。。。


観終わったのと同時に我が家の愛犬 チョコ をお散歩に連れて行きました。

チョコのお蔭で、私の人生に“散歩する時間”(季節の移ろいを感じる時間)が
存在するようになりましたし、今まで気付かずにいた様々な事を教えてもらう事ができています。

犬の見返りのない素敵な愛。。人間より動物の信じる心が強いんですよねぇ。
物言わぬ生き物と暮らすことで得るものは多いと思います。
物言わぬ、しかし、物言いたげな視線は見逃さないようにしないと。





原題:Le Placard
ジャンル:コメディー
制作年:2000年  制作国:フランス
監督:フランシス・ヴェベール
キャスト:ダニエル・オートゥイユ / ミシェル・オーモン / ジェラール・ドパルデュー
上映時間:84分




コンドーム会社に勤める、真面目だけが取り柄の冴えない中年男・ピニョン(ダニエル・オートゥイユ)妻子にも見捨てられた彼に追い討ちをかけるように、勤続20年の会社からクビになることを人事部長がトイレで話しているのをたまたま聞いてしまう。絶望に暮れ、ベランダから身投げをしようとしたところを隣の部屋の老人ベローヌ(ミシェル・オーモン)に助けられる。ベローヌは「身投げでは解決しない。カムアウト(戸棚から出る)。ゲイだと言うのだ」と提案し、翌日会社宛に男と情熱的に抱き合うピニョンの合成写真を送る。これを見た経営陣はゲイ差別との糾弾を怖れてピニョンの解雇を撤回する・・・。






「奇人たちの晩餐会」 と同じ監督の作品。フランスってこういうコメディーを撮るんですねぇー。
私は、こちらの方が面白かったです。

ゲイだの人種差別だの雇用問題だのといった話を、重くなることなく、痛快に扱ってあり笑えました。
自分に対する他人の目とはいかなるものか。噂がいかに他人の目を変えるかということですね。





迷い猫ちゃんが、なんとも可愛らしい。一人暮らしを癒してくれますね。

※映画の舞台となった「コンドーム会社」は日本の相模ゴム工業パリ工場だそうです。(パッケージより)









ジャンル:SF
原題:Gravity
制作国:2013年  制作国:アメリカ / イギリス
監督:アルフォンソ・キュアロン
キャスト:サンドラ・ブロック / ジョージ・クルーニー
上映時間:91分





スペースシャトルのメディカル・エンジニア、ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士のマット・コワルスキ(ジョージ・クルーニー)は、船外作業をしていたところで予想外の事故に遭い、宇宙空間に放り出されてしまう。空気も残りわずかで地球との交信手段も断たれ、たった1本のロープでつながっているだけの2人は、絶望的な状況の中から生還を目指すが……。



予告編




アメリカ映画の凄さ!!俳優陣の演技力をまざまざと見せられました。
これこそIMAX-3Dで観るべき作品なんでしょうね。
レンタルDVDで観るなど論外だったでしょうか(滝汗)

ほぼ、2人だけしか出てきませんが、「美しい地球」と「恐怖感あふれる宇宙」などの対比表現、
緊迫感や没入感の高さが半端無いです。







極限状態にいるストーン博士がヒューストンと交信を試みるが繋がらなかったり、
また、繋がったと思ったら全く違う言語を話す人と繋がってしまい、意思疎通できなかった。
というシーンがありましたが、実は、ストーン博士と偶然無線がつながった人の視点で描いた
約7分のスピンオフ短編が存在している事を知りました。
なんでも、グリーンランドまで行ってイヌイット民族の1人に焦点をあてて撮影したそうですよ。
この発想が凄いです!鳥肌ものでした。








制作年:2013年  制作国:日本
監督:是枝裕和
キャスト:福山雅治 / 尾野真千子 / 真木よう子 / リリー・フランキー
上映時間:120分





【STORY】



大手建設会社に勤め、都心の高級マンションで妻と息子と暮らす野々宮良多(福山雅治)。ある日、産院からの電話で、6歳になる息子が取り違えられた他人の子だと判明する。妻のみどり(尾野真千子)は、気付かなかった自分を責め。一方良多は、優し過ぎる息子に抱いていた不満の意味を知る。良多は、相手側の家族と戸惑いながらも交流を始めるが




群馬で小さな電気店を営む斎木雄大(リリー・フランキー)と、ゆかり(真木よう子)夫婦の粗野な言動が気に入らない。過去取り違え事件では100%血の繋がりをとるというが、息子に一心な愛情を注いできたみどりと、温かで賑やかな家族を築いてきた斎木夫婦は、育てた子を手放す事に苦しむ。早い方がいいという良多の意見で、ついに交換が決まるが、そこから、良多の本当の父としての葛藤が始まる。




6歳まで育てた息子が、実の子ではなく…
その時、親として迫られる選択。「血」か「時間」か。かぁ。。。

なぜ取り違えが起こったのか、その理由に愕然とし絶望しました。

苦しい選択ですが、一生を考えると私は実子「血」を選ぶでしょう。
ちょっと自分に似ている部分を見つけると、なんだか凄く嬉しくなりますし、
反抗期を迎えたら生意気になって頭の中が沸騰するほど腹が立つことを言われることもあるでしょう。我が子なればこそ我慢できるのだと思います。
自分の子が道を踏み外してしまっても我が子だからこそ世間から何を言われても
甘受するのもやむなしと思えるのです。 現実100%実子を選ぶとの事でしたし…。


 
---*野々宮慶多*---------*斎木琉晴*---- 

一番の被害者は、取り違えられた子供ですよね。
多感な時期、まだ幼いけれど十分に「なにか」を感覚的に察知できる年齢で、
その後の人生に十分影響を与える年齢。

良多のカメラに残っていた写真。あのシーンでは涙が溢れてきました。


― 印象に残った台詞 ―

室内にテントを張り川の字になって流れ星を見ながらの会話で、

みどり:「琉晴は何をお願いした?」

琉晴:「パパとママの場所に帰りたい。 ごめんなさい・・・。」


ラストは、どちらとも取れない終わり方で、綺麗すぎる感がありましたが、これでいいのかも。


2014.04.23 テンジャン

凶悪犯を魅了した味噌チゲ。
その幻の味には悲しい愛の物語が秘められていた…。



ジャンル:ミステリー / ロマンス
制作年:2010年  制作国:韓国
監督:イ・ソグン
出演:リュ・スンリョン / イ・ヨウォン / イ・ドンウク / チョ・ソンハ
上映時間:107分






5年間にも及ぶ逃亡生活で、何人もの人質と警官を殺害した凶悪犯キム・ジョング。死刑が執行される直前、彼は「あの味噌チゲが食いたい」とだけ言い残したのだという。それを知ったDBSテレビのPDチェ・ユジンは、その謎めいた言葉に特ダネの匂いを感じとり、殺人鬼をも魅了した幻の味噌チゲに関するドキュメンタリー番組の制作に着手する。



脱獄死刑囚の最後の晩餐を追うミステリーかと思わせておいて、謎の女性の捜索劇となり、

そのうち、味噌のルーツを探る旅が女性の半生と重なり、さらには、彼女の叶わなかった愛の物語に至ります。




●恋に落ちる瞬間  ●想うこと  ●待つこと  ●切なさ  ●絶望


韓国映画の本流「恋愛の切なさ」を十分に堪能しました。





  

2014.04.22 解夏



制作年:2004年  制作国:日本
監督:磯村一路
出演者:大沢たかお / 石田ゆり子 / 富司純子
上映時間:114分





東京で教師をしていた隆之(大沢たかお)は、視力を徐々に失っていく難病ベーチェット病に侵され、職を辞し、母(富司純子)が住む故郷の長崎に帰った。そこへ東京に残した恋人の陽子(石田ゆり子)がやって来る。この先の人生を思い悩む隆之。彼を笑顔で支えようとする陽子。ある日、二人は立ち寄った聖福寺で老僧から「解夏」の話を聞く―。



長崎には5回程行きましたが、いずれも長崎駅から長崎大学までの区間周辺で、
聖福寺や稲佐山からの風景は見ておらず、階段の多い坂道、狭い路地、斜面の地形に密集した家屋しか印象に残っていませんでした。(滝汗)




決断という修行なんですね。
解夏の意味を知った時、どうして不安になるのかわかった気がしました。

隆之がその現実に怯える姿や、みっともない姿を大切な人に見せたくないという姿、
何もしてあげれない悔しさ。受け入れるまでの時間の2人の姿が、とにかく胸に響きます。
そして、見えなくなった瞬間の2人の姿が印象的で涙がでました。


「愛しているから別れない、愛しているから別れよう。」
恋愛だけではないたくさんの愛が見えました。
切なくて悲しい、それだけではなくこれからの行く末が光で照らされていくように温かい作品でした。


2014.04.18 セイフ
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ジャンル:アクション
原題:Safe
制作年:2012年  制作国:アメリカ
監督:ボアズ・イェーキン
キャスト: ジェイソン・ステイサム / キャサリン・チャン
上映時間:94分






元捜査官で今は落ちぶれた格闘家のルーク・ライト(ジェイソン・ステイサム)は、八百長試合のもつれからロシア・マフィアに妻を殺害され、今ではホームレスとしてNYの街を徘徊していた。そんな彼の前にロシア・マフィアと敵対している中国系マフィアに誘拐された11歳の天才数学少女メイ(キャサリン・チャン)と出会う。彼女は中国マフィアから暗号を記憶されられていて、対立するロシアマフィアに追われていたのだ。






常に正義の味方の心優しいタフガイが悪をやっつける!!というワンパターン映画です。

恐ろしいくらいに人が死にます。バンバン殺しまくります。
もちろん、カーチェイスも見逃せません。

内容云々は置いといて、彼のフェロモンにハマっているということでよしとしましょう。





日本人の子役は観ていて「イラッ」としますが、
キャサリン・チャンちゃん。中国人子役の演技は凄いです。


天才子役!と、いう事でついでに貼っておきたい 

  
「アジョシ」



「冬の小鳥」


2014.04.18 草原の椅子



制作年:2013年  制作国:日本
監督: 成島出
キャスト:佐藤浩市 / 西村雅彦 / 吉瀬美智子 / 小池栄子 / 貞光奏風 / AKIRA / 黒木華 / 中村靖日 / 若村麻由美 / 井川比佐
上映時間:139分





サラリーマンの遠間(佐藤浩市)は50歳。取引先のカメラ店の社長・富樫(西村雅彦)、骨董店オーナーの貴志子(吉瀬美智子)と出会い、友情を深めていた。そんな時、遠間はひょんなことから幼い少年・圭輔(貞光奏風)を預かることになる。圭輔は母親(小池栄子)から虐待を受けて、心に深い傷を負っていた・・・



 子を捨てた親 

 親に捨てられた子 

 その子を世話することになった父と娘 

 リストラの結果社員に自殺されてしまう社長

 離婚して陶器を売る女性


曲がりくねった人生の先に待ち受ける自分の使命とは何かを探し求める主人公達の前に
その使命の姿がゆっくりと形をとり始めます。

心根が通じた男性同士の会話は羨ましい程、素敵な関係です。

人間って、色んな出来事が起こりますが、自分をもってどう対処するか?
貴志子の「(物事を)難しくしているのは自分だった」というセリフがあるんですが、
ホント自分次第!なんですね。


 

カメラマンを目指し写真を撮り続けている青年・鍵山(AKIRA)が現地のお爺さんから言われた言葉。
(このお爺さんは103歳の長寿で相手の瞳を見ただけで過去と未来を言い当てるという)

「(鍵山の)瞳の中には青い三つの星がある。それは潔癖・淫蕩・使命」

圭輔を見て「この子は、星から生まれてきた子だ」

遠間・富樫・貴志子には「正しいやリ方を繰り返すこと」

とても印象的でした。




人生という広大無辺な砂漠を彷徨う主人公たちに訪れるそれぞれの人生の転換点。
未来への希望を残す締めくくりにホッ。。。としました。

最後の桃源郷と呼ばれるパキスタンの山岳地帯フンザ。
フンザの景色は見ごたえがありますねぇ。
あ~私も、カメラを持って出かけたい。


2014.04.15 ザ・グレイ



ジャンル:サスペンス
制作年:2011年  制作国:アメリカ
監督:ジョー・カーナハン
キャスト:リーアム・ニーソン / フランク・グリロ / ダーモット・マローニー / ダラス・ロバーツ / ジョー・アンダーソン
上映時間:117分





石油採掘現場で働く屈強な男たちを乗せた飛行機が、アラスカの荒野に墜落。生き残った7人の男たちは、極寒の大雪原に放り出される。すべてが寒さで凍りつき、満足な武器も食糧もなく南へと移動を始めた彼らを待ち受けていたのは、荒れ狂う大自然の猛威と、縄張りを侵された人食い狼たちの容赦ない攻撃だった。





飛行機墜落事故の生存者達を題材にした作品で以前観たのが「生きてこそ」 です。
極限状態の主人公達の心情がかなりリアルに描かれていました。

ザ・グレイは、極寒の恐ろしさや飢えの苦しみがあまり感じられませんでした。
生き残った7人の敵は人喰い狼なんです。

森に逃げ、川沿いに逃げ、7人中6人が人喰い狼の餌食になり、
1人残ったオットウェイ(リーアム・ニーソン)が命がけで逃げ込んだのが彼らの巣だった…って。



巻き戻して一時停止にてパチリ。


で、ラストのオットウェイが人喰い狼のボスにタイマンを張るシーン。
ゴングが鳴った瞬間に― エンドロールかい!!
その後は想像にお任せします的な最後。中途半端で、こういう終わり方は好きではないですねぇ。。。





と、思って仕方なく見ていたら、ちゃんとその後の映像があるんですよね。
こういう流れはホント止めて欲しい。





人喰い狼のボスに寄りかかっているオットウェイの後頭部が。
エンドロール後のシーンは、始めの方のシーンで伏線の回収。
これで、結末が分かりました。うんうん。

㊟ エンドロール後の瞬時のカットを見逃さないように。